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すぐに役立つ歯に関する雑学

すぐに役立つ歯に関する雑学

■ 普段の生活やセルフケアから歯や身体の健康を保つことができるのをご存じでしょうか?
じつは、歯は食べものを噛むだけではなく全身の健康状態を保つためにとても大切な役割を果たしています。

できるだけ多くの歯を残してお口と全身の健康を保つためにも、適切な予防ケアが必要です。
今回は、今日からできる歯に関する雑学を解説します。


■ 歯磨き粉はたくさんつけた方がいい?
歯磨きをするときに、歯磨き粉を使用する方がほとんどかと思います。それではなぜ歯磨き粉を使用するのでしょうか?
「お口がすっきりする」「汚れをきれいに落としたいから」など理由はさまざまです。

歯磨き粉を大量に付けた方が歯に付着している食べかすや汚れを落とせると勘違いしている方も。
しかし、歯磨き粉ではなく歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスを正しく使用することで歯に付着している食べかすや歯垢(プラーク)を落とすことができます。

歯磨き粉を使用することで「むし歯の予防」「歯を白くする」「口臭を防ぐ」「歯垢を落としやすくする」など、清掃用具のサポートを期待できます。
何度もむし歯や歯周病を繰り返す方は、歯磨き粉によって歯を磨けた気分になっている可能性があるため適切な量を使用しましょう。

推奨される歯磨き粉の量は以下の通りです。
・歯が生えてから2歳:米粒程度(1~2mm)
・3~5歳:グリンピース程度(5mm)
・6歳~成人・シニア:歯ブラシ全体(1.5~2cm)

すぐに役立つ歯に関する雑学

■ うがいは1回で十分?!
歯磨きをした後は、お口の中の汚れを落とすためにうがいをする方も多いでしょう。しっかり汚れをお口から出したいからといって3回、4回とお口を漱ぐ回数が多くなることも。

しかし、セルフケア後のうがいはじつは1回がよいといわれています。理由は、歯磨き粉の成分まで洗い流してしまうからです。

うがいができるようになる年齢からフッ素が含まれる歯磨き粉を使用するのが望ましいとされています。
フッ素を定期的に歯に取り込むことで、むし歯予防が期待できるのです。
小さなお子様からシニアまで、適切なフッ素量が配合された歯磨き粉を使用することでむし歯の予防効果が高まるとわかっています。

歯の表面やお口の中にフッ素を残留させることで、むし歯の予防効果が期待できるため、うがいを強く何度も行ってしまうと予防の効果を低減させることがあります。
食べかすが多い場合は、歯磨き粉を使用せずに歯ブラシだけでセルフケアをして食べかすや汚れがお口の中からなくなるまでうがいを行い、仕上げにフッ素入りの歯磨き粉でセルフケアをしてうがいは1回にとどめておくのがおすすめです。

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