どこいこリサーチ

今時の歯医者の最先端医療って?

今時の歯医者の最先端医療って?

医療技術は日々進歩していますが、歯科での医療もまた同じように進歩しています。
久しぶりに歯医者さんに行こう!と思ったとき、「どんな治療法があるの?」「昔とはなにが変わったの?」など、少し不安な方も多いはずです。

ここでは、今時の歯医者の最先端医療について、ご紹介します。



■ 型取りの不快感を減らす「口腔内スキャナー」
これまで、歯の詰め物や被せ物を作製するためには、粘土のような固まる材料で歯の型取りをする必要がありました。喉に流れる感じが苦手な方も多いのではないでしょうか。

口腔内スキャナーはそのような材料を用いることなく、必要な部位を専用の小型カメラでスキャンすることでデジタルな型取りを行うことが可能です。

小型カメラは電動歯ブラシをひと回り大きくした程度のサイズのため、型取りの不快感を減らすことができ、より正確な型取りを行える設備として、少しずつ導入されている歯医者さんが増加しています。


■ 治療の精度が上がる「マイクロスコープ」
マイクロスコープは、医療機器として手術などに用いられる顕微鏡です。肉眼の2~20倍に拡大が可能なため、細かい作業の多い歯科治療では精度を上げる設備として知られています。

このマイクロスコープが歯科で導入されるまでは、歯科医師の経験と勘を頼りに治療を行うしかありませんでした。確実に目視で確認できるわけではないため、削り残しや削りすぎが生じることもあったのです。

治療の精度が上がれば、むし歯の再発を予防したり、根の再治療の必要性などを減らしたりと、患者さんの負担を減らすこと可能となりました。

今時の歯医者の最先端医療って?

■ 削らないむし歯治療「カリソルブ療法」
むし歯の治療は、削って治すのが常識でしたが、近年スウェーデン式の削らない治療を導入する歯医者さんも増えてきました。

この削らない治療は「カリソルブ療法」と呼ばれ、できるだけ歯を削らないむし歯治療法です。むし歯の部分だけを溶かして柔らかくし、特殊な器具でむし歯部分を取り除いた後に、詰めものなどをおこないます。
神経を残せる可能性が増えたり、痛みがでにくくなったり、歯医者さんで苦手な方も多いドリルで削られる音を最小限にできるたりというメリットもある治療法です。


■ 最先端医療を受けるために
最先端医療はどこの歯医者でも扱っているとは限りません。機器によっては高額で、導入が難しい場合もあります。

最先端医療を受けたい場合は、事前に歯医者さんに確認を取っておくと安心です。まずはお電話などで、気軽に相談をしてみましょう。

【最新】歯科情報・雑学記事一覧へ

記事一覧へ