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歯科口腔外科とは?

歯科口腔外科とは?

歯科口腔外科って聞いたことがあるけれど、どのような状態のときに受診する場所なのかよくわからない方も少なくありません。

早急に歯科口腔外科を受診した方がよいケースもありますので、今回の記事を参考にどのような治療ができる医療機関なのかを覚えておきましょう。


■ 歯科口腔外科の概要
歯科口腔外科は、歯だけではなく口の中の病気やケガの診断・治療ができる専門的な医療機関です。
むし歯や歯周病などの一般的な歯の治療とは異なり、疾病やケガに対して手術を行い対応することの多い分野です。

たとえば、難しい抜歯や歯を移植する治療、口の中のできものや悪性腫瘍、顎の病変などを診断して治療できます。
もちろん歯やお口の中の状態を自分で判断するのは難しいため、一般歯科を受診しても大丈夫です。
しかし、病変に対応できる器材や機器が備わっていないことや専門的な知識がなければ治療できない状態もあるため、歯科口腔外科を紹介されることもしばしばあります。

特にお口周りに傷ができたり、歯を強く打ち付けてしまったりなどの事故があった場合は、歯科口腔外科のある歯医者へ受診するとスムーズに治療が進みます。

歯科口腔外科とは?

■ 歯科口腔外科で受けられる治療

歯科口腔外科で受けられる治療は、
・親知らず
・顎関節症
・変形症
・外傷
・インプラント
・口腔がん
・舌痛症
・口腔乾燥症
などが挙げられます。

歯だけにとどまらずお口の粘膜やお口周り、顎などの病変を診断して治療を行うことが可能です。
「親知らずは一般歯科でよいのでは?」と思われる方も少なくありません。
親知らずがまっすぐ生えていれば問題ないのですが、顎の骨の中に埋まったままの親知らずや斜めに倒れて生えてこれない親知らずの場合は、難しい抜歯となるため歯科口腔外科で入院して治療を受けられます。

また、顎が痛い・顎から音が鳴る・お口を開けられないといった症状がある「顎関節症」や左右の顎の形が生まれつき違う方、唇と鼻に亀裂が入る「口唇口蓋裂」の方は歯科口腔外科で治療を受けましょう。

さらに、むし歯や歯周病で歯を喪失した場合にインプラントで補いたい方は、外科手術が必要になるため歯科口腔外科のある歯医者で相談するとよいでしょう。


他にも、舌の痛みやできものが治らない方は、口腔がんの判断をするために歯科口腔外科で精密な検査が受けられます。
口腔がんだと判断された場合には、放射線治療や化学療法、手術などを歯科口腔外科で受けることが可能です。

歯科口腔外科の中でもインプラント治療や口腔がんの治療は専門的な知識が必要なため、対応可能かどうかなどの情報はあらかじめ受診する前に調べておくと安心できると思います。

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