インプラント治療はどのくらいの期間がかかる？
「イベントまでにインプラントを入れたい」とお考えの方もいらっしゃるかと思います。インプラント治療が完了するまでに、どのくらいの期間が必要かご存知でしょうか？インプラント治療は思った以上に期間がかかることもあるため、きちんと計画を立てて治療を開始しないと大切な日に間に合わないかもしれません。
ここでは、インプラント治療にかかる期間について、治療の流れとともに解説します。
■ インプラント治療の流れ
まず、インプラント治療は一般的にどのような流れで行われるのか、見ていきましょう。インプラントは上記図の通り、フィクスチャー（インプラント体）・アバットメント・上部構造の3つのパーツから作られています。これらを順番に装着することで、人工の歯を作り上げていくのです。
1.カウンセリング（ご相談）を行う
2.検査・計画～ご契約
3.フィクスチャーを埋入する
4.フィクスチャーが骨に固定されるのを待つ
5.アバットメントを装着する
6.上部構造の型取り
7.インプラント治療完了
■ インプラント治療にかかる期間
では、インプラント治療にかかる期間についてですが、特に時間を要するのが「フィクスチャーが骨に固定されるのを待つ」の工程です。一般的にフィクスチャーを埋め込んでから、3か月〜1年ほど待機するようになります。これはフィクスチャーが骨としっかりと結合するのに必要な期間で、個人差があるため歯科医師によって判断されます。
また、すぐにフィクスチャーを埋入できないこともあります。例えば、歯周病が進行していて歯ぐきの状態が悪い場合、まずは歯周病を改善するための治療を行うことも少なくありません。インプラント治療を行いたい場所の骨が少なくなっている場合には、人工の骨を先に足すこともあります。
外科手術ですので、体調や健康状態もしっかりと管理したうえで処置をする必要もあります。インプラント治療は、いつでも始められるものではないのです。
■ まずは治療計画の相談を
安心してインプラント治療を受けるためにも、まずは余裕を持って治療の相談をすることをおすすめします。インプラントは見た目にも機能的にも優れた治療法ですが、不具合が起こらないとはいいきれません。納得がいくまで相談に乗ってくれるような、信頼できる歯科医院で行うようにしましょう。
インプラント治療完了後も、定期的なメンテナンスで異常がないかチェックしていく必要があります。そのため、無理なく通院できる範囲の歯科医院を選ぶことも大切です。