インプラントのメリット・デメリット
失った歯をどうやって補うか、考えたことはありますか?歯を補う手段のひとつとして、インプラント治療が挙げられます。「インプラントは高い」「インプラントは良く噛める」などさまざまな意見を聞いて悩んでいる方も少なくないかと思います。
ここでは、インプラントのメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
■ インプラントのメリット
【周りの歯を守ることに繋がる】
インプラント治療は、インプラントそのものに注目されがちです。しかし、最大のメリットは残された歯への負担がない治療であることといわれています。
インプラント治療では失った歯の周りの歯を削ったり、入れ歯を固定するための留め具をかけたりする必要がありません。インプラントの周りの歯に変化を与えることなく治療を完了させることが可能です。
【見た目の美しさに優れている】
インプラント治療では、天然の歯に近い見た目を再現することができます。インプラントは歯の根っこの代わりとなる人工の器具を埋め込むことで歯を復元する治療法です。「自分の歯がまた生えたみたい」と喜びの声も届いています。
【自分の歯のように使用できる】
偽物の歯を着けている、という感覚が少ないのもインプラントのメリットといえるでしょう。おくちの中の感覚はとても繊細です。小さな入れ歯でも慣れるのに時間がかかる方もいらっしゃいます。
■ インプラントのデメリット
【費用が高額になりやすい】
インプラント治療では保険適用できないことが多いため、どうしても高額治療になりやすいです。基本的な保険適用での歯科治療と比べると、高額だと感じやすいでしょう。
【長い期間をかけての治療になる】
インプラント以外で歯を補う方法では、一般的に1か月程度で治療が終わることが多いです。しかし、インプラント治療の場合、3か月〜2年程度かかることもあります。骨にしっかりとインプラントが定着したことを確認するには少し期間がかかるため、治療期間が長引きやすい傾向にあります。
【外科処置が必要になる】
インプラント治療をするには、麻酔や切開・顎の骨にインプラントを埋め込むといった外科手術が必要になります。外科処置ですので、術後は安静に過ごす必要がありますし、腫れや痛みがでる可能性も否定できません。
■ インプラントで悩んだら
インプラント治療は機能や見た目でのメリットも多い一方で、費用や治療期間などのデメリットもあります。自費診療になるため、歯科医院ごとに費用や治療計画などが異なります。まずは、歯科医院で気になることを相談することをおすすめします。