虫歯を早期に治すメリットとは?放置するリスクもご紹介
歯科医院が苦手で「歯医者は歯が痛くなってから行こう」と思っている方も多いかと思います。なかには「我慢できない痛みがでてきた」と重い腰を上げて歯科を受診する方もいらっしゃいますが、虫歯の治療は早いほうが圧倒的にメリットが多いことをご存知でしょうか?
ここでは、虫歯を早期に治すメリットと、放置するリスクを合わせてお話しします。
■ 虫歯を早期に治すメリット
虫歯を早期に治療することには、さまざまなメリットがあります。
虫歯の治療は早ければ早いほど、通院回数や費用などを最小限に抑えることができます。ごく初期の虫歯であれば削ることなく治療を終了することもありますし、小さめの虫歯は少し削ってプラスチックを流し込む1回の治療で終わることも多いです。逆に虫歯が大きくなればなるほど、治療は複雑になり治療期間・費用ともに多くなっていきます。
痛みを抑えられるのもメリットといえるでしょう。虫歯が神経まで到達すると、耐え難い痛みを感じる方も多いです。眠れないほどの痛みになる前に、治療をしておくようにしましょう。
なにより、早期治療は自分自身の歯を多く残すことにも繋がります。しっかり噛めることは、食事だけでなく運動や会話など、生活の大部分に関わってきます。天然の歯は再生することはない組織なので、大切にしていきましょう。
■ 放置するリスク
それでは、虫歯を放置するとどうなるのでしょうか。
虫歯が進行して神経まで到達すると、強い痛みが出ることがあります。神経が壊死する痛みはとても激しいため、できれば経験したくないものです。
激しい痛みを乗り越えると一旦痛みが引きますが、治ったわけではありません。壊死した神経をそのままにしておくと、膿が溜まってくることがあります。歯ぐきが溜まった膿で腫れるとまた痛くなったり、切開して膿を排出するような外科処置が必要になったりします。
また、全身にもリスクが及ぶことがあります。
おくちの中の細菌が増えた状態では、誤嚥すると肺炎を起こすこともありますし、細菌が血液を介して全身を巡り脳梗塞や心筋梗塞などの疾患を引き起こす可能性が高くなります。
■ 虫歯で後悔しないために
虫歯は、その痛みだけでなく、多くの問題を引き起こすことがあります。もしも虫歯ができたら、できるだけ早く治すことが大切です。
虫歯を早期発見するためには、日々のお手入れで小さな変化に気付くことが重要です。定期検診では、虫歯の早期発見のためのチェックもしっかりとおこなっています。虫歯で将来後悔しないためにも、定期検診の受診をおすすめします。