どこいこリサーチ

歯医者でレントゲンを撮るのはどんなとき?

歯医者でレントゲンを撮るのはどんなとき?

歯科で「レントゲンを撮ってみましょう」と言われ、必要があるの?と不思議に思ったことはありませんか?
歯科医院でレントゲン撮影をするときには、さまざまな理由があります。ここでは、歯医者でレントゲンを撮るタイミングについて、ご紹介します。


■ なぜレントゲンを撮る必要があるのか
レントゲンを撮ることで、目視では確認の難しい部分の病気を発見できることがあります。歯科治療において、レントゲンを撮らなければ気付けない病気も少なくありません。

歯ぐきの中や歯と歯の間など、肉眼では確認が難しい部分の病気を見つけるのに役立つのが、レントゲン写真なのです。


■ レントゲンの種類
歯医者で用いるレントゲンには、2種類あります。それぞれの特徴を簡単にみていきましょう。

1.パノラマ
顔の周りをぐるっと機械が回転しながら撮影する方法です。1枚撮影することで、お口の中全体の状態を大まかに知ることができ、非常に多くの情報を得ることができる、というメリットがあります。
しかし、細かい部分まで鮮明に撮影することはできないため、より詳しい情報が欲しい場合には、追加でデンタルを撮影することもあります。

2.デンタル
口の中に撮影用フィルムを入れて撮影する方法です。撮影できる範囲は限られますが、解像度の高い写真を撮ることができます。
全体の詳しいレントゲンを希望する場合には、10枚のデンタルフィルムを使用して細かく撮影する「10枚法」で撮影することもあります。

歯医者でレントゲンを撮るのはどんなとき?

■ レントゲン撮影で確認できること
レントゲンを撮影することで、いろいろな情報を手に入れることができます。
どのようなものがあるのか、簡単にみていきましょう。

1.むし歯の状態
レントゲン撮影をして、目視ではみえない歯の付け根や歯と歯の間、詰め物との境目からのむし歯など見つけることができたり、むし歯の進行具合を知ることができます。

2.歯の根っこの状態
歯の根っこの状態は目視できない部分が多いため、根の治療を行うときはレントゲンを撮って根の形や治療の状態を確認しながら進めます。

3.骨の状態
歯を支えている骨や、顎の骨の状態を確認することができます。歯周病の進行具合のチェックやインプラント治療の検査、親知らず抜歯前の検査などで主に用いられます。

4.歯石の付着状況
歯石が大きい塊になって付着している場合、レントゲンに写ることがあります。その場合には、歯石除去を行うなどして、取り除いておくと安心です。


■ レントゲンは必要に応じて取っておくと安心なもの
病気を残さずきちんと治すためには、検査をして今の状態を正しく知っておくことが大切です。

歯医者でレントゲンを撮ってみましょう、と言われるときは、レントゲンによって重要な情報が手に入ると考えられます。

虫歯記事一覧へ

記事一覧へ